BIOFILM

バイオフィルムとは

歯周病・虫歯・口臭の本当の原因は 「歯石」ではなく バイオフィルムです。

歯の表面に付着する細菌の集合体です。

細菌同士がネバネバした膜を作ることで、 歯ブラシだけでは落としにくい強固な膜になります。

この膜の中では細菌が増殖し、

✔ 歯周病
✔ 虫歯
✔ 口臭

など様々な原因になります。

バイオフィルムはこんな所に潜んでいます

「歯ブラシが届きにくい場所」に蓄積

バイオフィルムは目に見えない細菌の膜です。 どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、すべてを取り除くことは困難です。当院では、GBT(Guided Biofilm Therapy)によりバイオフィルムを染め出して可視化し、必要な部分だけを効率よく除去します。歯や歯ぐきへの負担を抑えながら、お口の健康を長く維持できるメンテナンスをご提供しています。

なぜ歯みがきだけでは落ちないの?

細菌が形成するバイオフィルムはバリアのような膜となって歯の表面にへばりついており、一般的な歯ブラシや洗口液だけでは剥がし取ることができません。 そこで効果を発揮するのがGBT(Guided Biofilm Therapy)です。 GBTでは、汚れを一度染め出して視覚化し、特殊な微粒子パウダーと水をスプレー噴射(エアフロー)することで、歯や歯ぐきを傷つけることなく、バイオフィルムを隅々までキレイに洗浄・除去します。 「毎日の歯磨き(セルフケア)」と「GBT(プロケア)」を組み合わせることで、はじめてお口の健康を長期間守ることができます。

バイオフィルムが引き起こす病気

◆ 動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞など)
歯ぐきの血管から体内に入り込んだバイオフィルムの細菌や毒素が、血管壁に炎症を引き起こします。これにより血管内にプラーク(コブ)が作られて血管が狭く・硬くなり、動脈硬化を進行させます。
◆ 呼吸器疾患(誤嚥性肺炎・COPDなど)
睡眠中などに、バイオフィルム内の細菌が唾液と一緒に誤って気管から肺に入り込むことで、強い炎症(誤嚥性肺炎)を引き起こします。特に高齢の方や免疫力が低下している方、持病(COPDなど)がある方は重症化のリスクが高まります。
◆ 早期低体重児出産(早産・低出生体重児)
歯周病菌による炎症物質が血液を通じて子宮に届くと、子宮を収縮させる陣痛のようなスイッチを入れてしまいます。その結果、早産や低出生体重児出産のリスクが正常な人に比べて約7倍に高まります。
◆歯周病

バイオフィルム内の細菌が毒素を出し、歯ぐきに炎症を引き起こします。進行すると歯を支える骨まで溶かしてしまい、最終的に歯が抜け落ちる原因になります。
◆ 心臓病(感染性心内膜炎・心不全など)
歯ぐきの出血などから血管に入り込んだバイオフィルムの細菌が、心臓の弁や内膜に付着して深刻な感染症(感染性心内膜炎)を引き起こすことがあります。また、動脈硬化を進行させることで心筋梗塞や心不全のリスクを高めます。
◆ 糖尿病(血糖値の悪化)
バイオフィルムによる歯ぐきの炎症物質が血液に入ると、インスリン(血糖値を下げるホルモン)の働きを妨げ、血糖コントロールを悪化させます。バイオフィルムを除去して歯周病を改善することが、糖尿病の管理にも非常に効果的です。
BIOFILM & PERIODONTAL DISEASE

バイオフィルムが引き起こす歯周病の段階

歯周病は、お口の中に存在するバイオフィルム(細菌のかたまり)が原因で起こる慢性的な炎症です。 初期はほとんど自覚症状がありませんが、適切なケアを行わないまま放置すると、歯ぐきだけでなく歯を支える骨にまで炎症が広がり、最終的には歯を失う原因となることがあります。 歯周病の進行を理解し、早い段階で適切なケアを行うことが、大切な歯を守る第一歩です。